施設の概要
急激な社会の変化に伴い、先人達が日々の暮らしの中で培ってきた生活の様式が忘れ去られようとしています。
しかし、それらは長い歳月にわたりを連綿と受け継がれ、現在の生活の基盤となっているものです。
いわき市暮らしの伝承郷は、これら先人の生活の知恵や工夫・風習・技術などを将来に伝えていくことを目的として平成11年に設立されました。
園内民家ゾーンには、いわき市内に残っていた茅葺きの古民家を移築し、建築当初の状態を復元しています。5棟の民家は江戸時代後期~明治時代初期に建てられたもので、全ていわき市有形文化財(旧樋口家は福島県重要文化財)の指定を受けています。 民家には自由に入ることができ、板の間や座敷に上がったり、囲炉裏端に座って見学していただくことができます。茅葺きの古民家の周囲には田畑・池・広場・雑木林があり、かつての農村の風景を再現し四季折々の植物も楽しめます。
暮らしの伝承郷では、展示や古民家を「見る」だけでなく、さまざまなことを「体験する」ことによって、先人の優れた知恵・工夫・風習・技術などを学んでいただきたいと考えています。
ご年配の方には懐かしさを、若い方やお子さんには新鮮さを感じていただける施設です。ご家族で、お友達同士で、どうぞゆったりとした時間をお過ごし下さい。